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【審美歯科と矯正歯科の違いは?】

審美歯科と矯正歯科の違いは、どういうところなのでしょうか?以前は、矯正歯科というのは聞いても、審美歯科っていうのは聞きませんでしたね。「審美歯科」は、最近できた言葉のようです。審美歯科って、いったいどんな治療するところなんでしょう?

審美歯科とは、概略をいえば、“歯並びの見た目をよくする、歯をきれいにする”治療をする所のことです。

また、審美歯科では、病気を治すのではないので健康保険は利かず、自費治療のため費用はかなり高額になります。簡単な例としては、歯をけずってきれいな歯をかぶせてきれいに見せるという治療方法がとられます。

一方、矯正歯科とは、“歯そのものを動かして歯並びを良くする治療をする”治療をする所のことです。

治療するときに、健康な歯でも“歯を動かして歯並びを良くする”のに邪魔になる歯は、抜くこともあります。1・2回の通院治療で終わるなんてことはなく、期間も長くかかりますし治療費用も高額になります。また、矯正歯科も健康保険は利きません。

審美歯科でなくても、ご自分の今ある歯を削って、上からかぶせる方法で歯をきれいに見せる治療なら、一般の歯科医院でも、治療可能なところもあります。一般の歯科医院なら、健康保険のきく範囲で治療することもできますから、費用面ではかなり安く治療できます。

ただし、注意点があります。健康保険で、かぶせて歯を白くする治療ができるのは、前歯の真ん中から左右3本ずつ、計6本だけなんです。他の歯は、健康保険では、白く治療する事ができません。

大きく笑うと、前6本だけでなく、もっと奥の歯まで見えちゃいますよね。口を大きく開けないよう気にしながら笑うなんて、イヤですよね。 全部の歯をきれいに治療するには、やっぱリ審美歯科が一番のようです。もっとも、費用の点は頑張らなきゃいけませんけど・・・

審美歯科でも、矯正治療をしてくれるクリニックもあります。

審美歯科で、矯正治療をして歯並びを良くする場合は虫歯がなく、歯周病になっていないことが条件です。

以上のことから、

●審美歯科----「歯を白くしたい、表面をきれいにしたい」ための治療

●矯正歯科----「歯並びを良くする治療する」ための治療

という、分け方になるでしょうか。

まずは、一般の歯科医院でご相談になることをおすすめします。

今、虫歯があるなら、先に一般の歯科医院で治療を終わらせてから、審美歯科なり、矯正歯科にかかりましょうね。

【審美歯科での治療:ホワイトニング】

実際に審美歯科で治療している方法を、どんなものがあるのか、ざっと説明しましょう。

●歯を白くするためにはこんな治療法があります。

審美歯科の治療法:ホワイトニング|ブリーチング|部分矯正|マウスピース矯正

 ★ホワイトニング

   ・歯の表面をわずかに傷つけるだけで、削らない。

   ・黄ばんだり色素沈着した歯の表面を、薬品を使って白くする。

   ・痛くない治療・すぐ白くなる効果を望む人に向いてます。

   ・最近では、光を併用する事でより白くなる効果が上がっている。

 ★ブリーチング

   ・歯の表面を全く傷つけずに、漂白だけで白くなる。

   ・脱色と同時に、光エネルギーで反応が活性化し効果が高い。

   ・気になる前歯だけの治療で、費用が安く抑えられる。

●オールセラミック

 差し歯やセラミック製の冠は、今まで金属で土台を作り、その上にセラミック素材で歯を作っていました(メタルセラミック・メタルボンド)が、時間が経つと、金属部分が黒く変色して歯茎の色が黒く見えたり、金属アレルギーの問題がありました。それらを解決したのが、金属を使わないオールセラミック素材でできた差し歯を使った治療です。これだと、セラミックの色で、白くしたり、自分の他の歯の色と合わせたりと、自由になります。

●ラミネートベニア

 ラミネートベニアは、セラミック製のつけ歯です。自分の歯に付けるラミネートベニアの色で、希望通りの白い歯になれます。少々のすきっ歯なら、ラミネートベニアでも治療できます。審美歯科への通院治療は、2回で済み、耐久性があるので、費用面や手軽さではいいでしょう。歯茎が変色する心配もありません。

【審美歯科での治療:部分矯正】

最近では、歯だけのきれいさを求めるだけでなく、口元全体の印象を決めるスマイルライン・Eラインといった、歯茎の色や健康状態なども総合的に判断するようですね。

そういう意味では、審美歯科での治療が最も適しているでしょう。歯並びのよくない部分だけを矯正治療する事で、噛み合わせがよくなり、虫歯や歯周病の予防にもなります。もちろん、見た目もきれいになります。

部分矯正は、出っ歯・すきっ歯・受け口などの気になる部分だけを矯正できるので、精神面でも気にやむ事がなくなり、明るくなったり、人前に出るのが平気になったり、話をする事が苦痛でなくなったなどの口コミもよくあります。

審美歯科で治療を受ける人では、上顎だけ・出っ歯を治す・受け口の治療といった部分治療に利用する人が、多いようです。部分的な歯並びの矯正治療なので、時間も短く、治療費用も少なくてすみます。

ただ、出っ歯だけ・受け口だけと言っても、その部分だけの矯正治療ではすまない場合もあり、カウンセリングによって、しっかりと矯正治療の部分を相談してください。

【審美歯科での治療:マウスピース矯正】

●マウスピース矯正

 透明なマウスピースを使って矯正治療する方法で、成功の最大の要因は、患者本人の固い意志によります。長時間装着しなければ、矯正効果が下がるので、痛くない・目立たない矯正と人気が出てきていますが、自分の性格とよく相談しましょう。

ワイヤーやブラケットなどの装置は必要なく、痛くないし、食事中は外してもかまいません。歯列矯正に比べて、費用は1/3程度です。

また、歯並びの状態によっては、マウスピース矯正の適応ができない場合もありますので、カウンセリングでよく相談してください。透明なマウスピースは、歯が動いていくに連れて、期間中数回、作り変える必要があり、実費(5千円)がかかります。

●その他、インプラントを使って歯を移動させる矯正治療(インプラント矯正)や、歯茎に外科的手術を施し、矯正治療を早く終わらせるスピード矯正:コルチコトミーなどがあります。

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