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●審美歯科で受ける治療 「インプラント矯正」

審美歯科で受ける「インプラント矯正」は、一般に言われている「インプラント」とは、全く別物です。 一般にインプラントと言えば、歯が抜けてなくなってしまった場所にチタン製の人工歯根を埋め込んで、その上に人口の歯(セラミックスクラウン)をのせて、自分の歯と同じように機能させることを指します。ですが、審美歯科でいう、矯正治療のために使用するインプラントは、一般の歯材用のインプラントとは、まったく違っています。

審美歯科で受けるインプラント矯正は、目的の歯列矯正治療する歯を、移動最終地点の場所に移動させるための固定源として、チタン製のインプラントを使用します。顎骨に植え込むのですが、目的の歯が目的地点に移動した後、インプラントを除去してしまいます。一時的に植え込むだけなんですね。通常指している「インプラント」とは、全く違うものであることがわかります。

●審美歯科で行うインプラント矯正の実際

審美歯科でのインプラント矯正に使用する素材は、チタンです。チタンという素材は、軽くて強いだけでなく、耐食性・耐熱性に優れた特性を持っていますので、医療・宇宙・工業の分野でも、火力・原子力発電、海水を淡水化する装置等の材料としても、チタンが幅広く利用されています。チタンの用途は、次第に拡がり、近年では医療関係を始め、ゴルフクラブ・カメラ・時計・メガネ・スポーツレジャー用品にも、チタンの利用範囲が急速に拡がっています。

審美歯科でインプラント矯正に使用するインプラント1本を、埋め込む手術時間は15〜20分程度です。まず、歯茎の表面麻酔を施し、さらに局所麻酔をします。麻酔が効いてきたら、いよいよインプラントを埋入していきます。後は、充分消毒をして、投薬を受けて帰宅します。

手術した後、腫れますが、2〜3日で治まり、心配することはありません。腫れの程度は、親知らずを抜いたときぐらいです。痛みもありますが、痛み止めが出ますので、対処してください。また、埋め込んだインプラントは、外から見ただけでは、全く分かりませんので気になりません。日常生活に関しては、いつもどおり生活していて、問題はありません。

インプラント埋入期間については、一般の歯列矯正治療と同じで、治療目的の歯が目的の場所に移動するまでという事になります。おおよそ、期間は通常の歯列矯正より早くて、6ヶ月〜8ヶ月くらいになります。

インプラント矯正のインプラント除去は、インプラントを半回転させて簡単に除去できます。麻酔が必要ないくらいの痛みですが、痛みに弱い方など、希望すれば、少し麻酔をかけてもらえるようです。除去した後の歯肉、顎骨は、1週間程度で元に戻り、痕も残らないのでご安心下さいね。

気になる審美歯科でのインプラント矯正にかかる費用ですが、通常の歯列矯正治療とは、別料金になるようです。でも、一般的にインプラント矯正によって、治療期間が短縮される事が多いので、結果的に通常の歯列矯正治療より、インプラント矯正を併用した方が、費用は安くなる場合があります。

料金は、部位や数により違ってきますが、だいたい1本6万円前後です。

【審美歯科で受ける歯列矯正治療の目的は?】

そもそも、歯列矯正治療の目的は、歯並びをきれいに整えて、きちんとかむことができるようにする事です。8020運動(80歳で20本の歯を残そうという運動)でも提唱されていますが、歳をとっても最後まで、自分の歯でモノを噛むことができると、食も進みますし、きちんと歯の機能(モノをしっかり噛む・咀嚼ができる)を保つ事で、健康も維持しやすくなります。

さらに、きれいに揃った歯は、言葉もはっきりと発音できますし、見た目にも自信が持てると、思い切り笑う事ができ、精神面の安定も得られます。実際、歯並びが悪い・歯が抜け落ちてしまった・すごく黄ばんでいるといって、気にされるお年寄りは、意外なほど多く、口元を隠して話したり、もごもごと口ごもるように話されるようです。

こんな事から、お年寄りも審美歯科で歯列矯正やインプラント治療を受けられる方が増えているそうです。歯槽膿漏やその他の原因で、もし永久歯が抜けてしまったら、放置せずにきちんと治療しましょう。放置すると、歯が移動し歯並びが悪くなる原因になります。そうなると、ドンドンかみ合わせも悪くなり、結果として、また歯が抜けてしまうという悪循環になりますので、気をつけてください。

●審美歯科で受けるインプラント矯正のメリット・デメリット

【メリット】

・矯正治療にかかる期間が短縮できる。

・歯を抜かずに矯正できる。

・笑った時に歯ぐきが大幅に見える状態(ガミースマイルと呼ばれる)の改善にも有効。

・外科的治療が必要なケースでも、手術せずに治療できる場合もある。

【デメリット】

・矯正用インプラントを埋め込むため、 審美歯科での手術が必要。

・重要な組織(太い血管、神経等)が無い部分に2〜3ミリ埋め込むだけなので、非常に安全。

・埋め込み手術後、感染を起こす危険があるので、インプラントの周りを清潔に保つよう気を使わなければならない。

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