アンチエイジング☆「たるみ」に勝つ!

女性の敵、たるみってヤツは!

肌老化の悩み、第一位の「たるみ」。

 

肌のハリや弾力がなくなり、皮膚は、重力に逆らえず下がっていくのです。40歳代(早い人で30代後半)になると、急激に肌の状態が老化していくのを感じ始め、シミ、シワ、くま、くすみ、などといっしょに「たるみ」現象に泣かされるということは、よくあることです。

 

実は「たるみ」って、老け顔の最大の要因でもありますが、自分ではなかなか気が付きにくいものなんですね。

 

しわやしみなら、鏡をみてすぐにわかります。若い肌との明らかな違いを感じ、鏡を見て年を感じるのは、その「たるみ」を自覚したときではないでしょうか?

 

若い肌は、ハリや弾力があるので、ピンと張って重力にも負けませんが、年齢を重ね衰えた肌は重力に逆らって持ちこたえる事ができずに、少しずつ下へ下へと下がって、たるんでいくのです。どうして、肌は重力に逆らえなくなってくるのでしょう?

 

皮膚の構造を見てみると、肌の表面の部分から、表皮・真皮・皮下組織という3つに分かれています。

 

まず「表皮」の部分は、常に紫外線や外気などの外的刺激にさらされ、その下の組織を守る「バリア」の役割を持っています。表皮細胞は、基底層・有棘層・顆粒層・角質層からできていて、状態がよければ28日周期でターンオーバーを繰り返し、生まれ変わっています。

 

角質層は、肌のうるおいを保つ働きをもち、10〜20%の水分を保つようになっています。でも、紫外線をたくさん浴び続けて、表皮が傷めつけられていると、この機能も正常に働かなくなったり、頑張って働いてもバリア機能を果たしきれなくなって、真皮にまで紫外線が届いてしまうことになります。

 

次に、皮膚の外側から2番目の「真皮」についてです。

 

真皮の厚みは、約2〜3mmで皮膚の厚みの大部分を占めます。主に、成分はコラーゲン(膠原線維)と、エラスチン(弾性線維)から構成されていて、網目状の層でお互いに支えあっています。その網目状の合間を、ヒアルロン酸という保水能力たっぷりのムコ多糖類が埋めることで、肌のハリや弾力をキープしているんですね。

 

真皮の約70%はコラーゲンで出来ています。ですが、加齢や紫外線の影響などで、真皮層の保水能力が低下すると、肌は弾力を失い、次第にたるみができてしまうのです。また真皮は、その下にある脂肪も支えています。つまり、上下にある表皮と皮下組織を支えているんですね

 

脂肪層は、20歳前から徐々に減少しはじめ、真皮層もだいたい30歳を境に、徐々に衰えていくと言われています。目の下、頬、鼻のワキから口角、フェースラインなどが、たるみを感じてしまう部分だというのは、脂肪が多い部分だからなんですが、このように脂肪を支え切れなくなった真皮の状態が原因だとも言えます。

 

そして、もうひとつの大きな要因は、筋肉の衰えなんです。顔にはたくさんの表情筋と呼ばれる筋肉がありますが、この筋肉は真皮層に直接くっついています。皮膚の土台となっているので、その土台である筋肉の衰えに伴って、肌もたるんでしまいます。

「たるみ」をチェックしてみて!

「顔のたるみ」ですが、たるんだ状態はそれだけで老けた印象を与えてしまいます。また、疲れて元気がないようにも見えてしまいます。

 

自分の顔がたるんでいるかどうか、確認してみましょう。

 

普段は、鏡の近くで見ますよね。そうじゃなく、鏡から離れて遠くから、自分の顔をよーく見てください。近くで見るときな分からなかったけど、疲れた顔に見えませんか?実際、他人から見られた時の印象は、そんな感じなんですよ。

 

たるみがでてきていたら、遠めに映してみた顔には、残念ながらまともに影が出てしまうのです。上まぶたの影はくぼんだように見え、下まぶたの影は腫れたように見えてしまう、頬の部分はホウレイ線が影となって、ブルドックのように見えて悲しくなりますね。口角も、てきめんに下がって不機嫌そうに見えてしまいます。

 

ホントに、イヤ!   誰しも、思いは同じでしょう。

 

たるみが最大の悩みとなる理由は、シミや吹き出物・シワ・乾燥など 他の肌トラブルと違って、ごまかしが効かない事です。ファンデーションなどでも隠せない・・・何より厄介な老化現象ですね。

「たるみ」を予防するにはどうしたらいいの?

いつまでも、若い印象でいるため、たるんでしまう前に予防したいですね。そう、アンチエイジングに励みましょう。

 

そのためには、まず、真皮層の衰えの原因である紫外線をできるだけブロックする事!

 

そして、肌に十分な栄養を運び老廃物をためないようにするために、血行をよくする事も効果があります。優しくゆったりとした気分でマッサージをしたり、半身浴もおすすめです。

 

また、もうひとつの原因になる筋肉:表情筋が衰えないよう動かす事も大切です。

 

更に、女性ホルモンの分泌量が低下すると、繊維芽細胞から分泌されるコラーゲンの量も減ってしまうので、肌のハリや弾力を支えている真皮層のエラスチンやコラーゲンも減ってしまう事になります。20代を過ぎると、ゆるやかに女性ホルモンの分泌量が低下し始め、40歳を過ぎると急激に低下してしまうため、日頃から女性ホルモンの機能を補う化粧品やサプリメントを利用するといいですね。

 

コラーゲンの生成を促し、弾力のある肌でいる事を助けてくれる成分の入ったスキンケア製品なども、たくさん出ているので、自分に合うものを選んで少しでもカバーする努力が必要かもしれません。

じゃ、できてしまった「たるみ」を少しでもなくすには?

自分の顔にたるみを発見したショックから立ち直ったら、少しでもハリを取り戻す努力を始めましょう!

 

基本は、睡眠ですね。22時〜2時の間の睡眠は、肌が再生するという嬉しい効果があるんです。22時に眠るのは難しいとおっしゃる方も、日付けが変わる前にはお布団に入って、顔のたるみをやっつけましょう!夜遅くまで起きていて充分な睡眠がとれないと、朝起きたとき顔(目の下は特に)のたるみは普段より目立ちますよ。また、毎日寝る時間がバラバラだったりすると、肌の再生力が低下したるみの原因になります。睡眠時間をきちんととっていても、熟睡できないと肌には悪いのです。

 

顔のたるみをなくすには、睡眠時間・睡眠の質・規則正しい生活サイクルがとても大切なんですね。

 

もうひとつ、とても効果的な方法をお教えします♪

 

それは、深呼吸。深い呼吸を意識的にすることによって、脳波が安定し、ストレスから開放されるのです。それだけで、自律神経の機能も正常に戻り、皮膚の再生速度が変わって、肌本来の持つ力が発揮されやすくなります。

 

朝晩と、思いだした時に深呼吸をしてみてください。それだけでも、身体の調子も良くなり、ひいては、顔のたるみもやっつけちゃう事になりますよ。 簡単でしょ?

 

誰でも、避けがたく年齢を重ねていくものですが、どうしても気になる方は、最終的には医学的治療という手もあります。簡単な注射による治療や外科的治療がありますので、考えてみるのもひとつの手かもしれませんね。


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