スポンサードリンク

【超近視大国、日本!】

現在日本人で、コンタクト、メガネなど矯正の必要がある近視人口は、7000万人以上と言われていて、なんと!日本の全人口の6割〜7割が近視なんです。そう、今の日本は、世界有数の近視大国になっているんですね。どうりで、周りを見渡せば、3人に2人はメガネやコンタクトを使っています。「うちの家族は、全員目が悪い」って家庭も少なくありません。

そんな中、特に気になるのが近視の低年齢化です。

「学校保健統計調査(S.24〜H.18)」では、57年間で、近視の人の占める割合が約5倍も増加しています。中国でも、メガネ使用者が3億人を超えて、青少年の近視人口が50%以上を占める事がわかり、世界平均より10%も高くなっています。その結果、中国の近視人口は、世界の3分の1を占めるようになっています。

【レーシックの手術が不適応となるケース】

近視の人にとっては、視力回復の特効薬ともいえるレーシックですが、専門医の話によると、希望者全員がレーシックを受けられるわけではなく、中には不適応な人もいるそうです。もっともレーシックを受けるのに適しているのは、30歳〜40歳の間だそうです。近視がある程度進みきり、視力低下が落ち着いてかつ老眼になる前が一番効果的だという事です。

レーシックの手術が不適応となるケースを上げてみましょう。

・ 角膜が極度に薄い方人

・ 眼の病気(白内障・緑内障・円錐角膜・網膜疾患など)がある人

・ 老眼になっている人

・ 妊娠中・授乳中の人(感染症予防の薬が使用できない場合がある為)

・ 近視の進行する10代などの若い人

 (18歳以降なら可能だが、レーシックを受けても、また近視が進むこともある)

・ 飛行機の操縦をしたい人(航空身体検査基準に不適合となる為)

※コンタクトレンズを使用者は、角膜を圧迫による変形を戻す為、検査と施術の前には、近視・遠視用のソフトコンタクト は1週間前から、ハードコンタクト・乱視用ソフトコンタクト・遠近両用コンタクトは2週間前から、装用を中止する必要があります。(使い捨てコンタクトでも同様)

※ 適応検査を受けた後にコンタクトレンズを装用された場合は、手術当日に必ずドクターに報告する事!(手術結果に影響が出る場合あり)

「近視の進行する10代などの若い人」は不適応とありますが、10代だけでなく20代でもよほどの事情がある場合は別として、極力、レーシックはお勧めしないという事です。その理由は、個人差はありますが、20代くらいまではまだ視力低下が進む可能性が高いので、せっかく手術で回復しても再度 視力が低下してしまう可能性が高いからだそうです。決して安くはないレーシックを受けても、また見えにくくなったんでは困りますよね。

レーシックは、あくまで「手術」なので、危険性はゼロではありません。しかし、レーシックは比較的安全な手術ですし、はっきりと危険性を説明し、アフターケアをしっかりしてくれるクリニックを選んで、安心してレーシックを受けてくださいね。

【再手術の可能性】

レーシックを受けたほとんどの人は視力回復に成功していますが、まれに、思ったほどの回復ができなかったり、中には手術前の状態に戻ってしまう人がいて、患者が希望してレーシック再手術を受ける人もいます。多くのクリニックでは、レーシック再手術の費用は最初の手術費用に含まれていて、追加の費用は発生しないようです。レーシック再手術は、アフターケアの一環でもあるんですね。

レーシックは、多くのクリニックで保障期間(クリニックによって期間は違いあり)が設けられており、期間内なら無料でレーシック再手術を受けることができるようです。

でも、再手術ができるかどうか、再度適応検査を受ける必要があります。患者がいくらレーシック再手術を望んでも、角膜に一定の厚みがなければ再手術は不可能です。また、その人の目の状態から、再び視力低下が起こるだろうと医師が判断した場合は、レーシック再手術はできません。レーシック再手術は、最初のレーシック手術よりも若干 感染症の確率が高くなります。

レーシックは、翌日からよく見えるようになるそうです。手術後の視力が完全に安定するには、1〜3ヶ月の間で個人差があり、視力が変動することもあるそうです。レーシック再手術を行うのであれば、最低3ヶ月間は様子を見てからにした方が良さそうですね。この期間の定期健診で、ドクターが異常を認めて再手術を行うケースもあります。フラップが定着する前なら、以前作ったフラップをめくってレーザーの再照射を行います。完全にフラップが定着している状態なら、新たにフラップを作る所からになります。

どっちにしても、ドクターの説明をしっかり聞いて、再手術をするかどうか決めましょう。1.0以上の視力があれば、日常生活で、まず困ることはないと思います。レーシック再手術に関しては、ドクターの意見をよく参考にしましょう。

【レーシックの課題】

レーシックの課題は、レーシックを受けた後に白内障や緑内障になったら、どうなるかということです。白内障・緑内障は、加齢とともに発症することが多い眼の病気です。レーシックの手術前にこれらの眼病を発症している場合は、レーシックはできません。

でも、レーシックの手術後に発症したこれらの眼病と、レーシックとが関係しているとするには、多くの症例が必要になり、今はまだ関係しているとはいえない状況です。そういう意味で、レーシックは、今後まだまだ研究されなければならない治療法といえますね。レーシック手術に使われるレーザー機器類も、次々と改良・開発されていますし、より高い安全性を追求してさまざまな研究が進められているそうです。

スポンサードリンク

inserted by FC2 system