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●代表的なレーシックの種類 1.レーシック

レーシックの正式名称は「レーザー角膜屈折矯正手術」、ギリシャ語で「Laser in situ Keratomileusis」。

この頭文字を取ってLASIK(レーシック)と呼ばれています。

ギリシャ語で、Keratos=「角膜」、Mileusis=「修正する」で、LASIK(レーシック)とは、「レーザーで角膜を修正する」という意味になります。(1990年、世界初のレーシック手術がギリシャで行われたので、レーシックはギリシャ語を使っています)

レーシックは、マイクロケラトームという装置を使って角膜の表面にフラップを作り、近視・乱視・遠視の度数に応じて、角膜に高精度医療用エキシマ・レーザーを照射し、角膜の形を変えることで屈折率を変化させ、近視・乱視・遠視を矯正するのです。レーシックは、メガネやコンタクトレンズにとって代わる視力矯正法として、注目すべき最先端の画期的な視力回復手術なのです。

《レーシックのメリット》

・レーシックは、安全性・視力の回復効果がとても高いこと

・レーシックは、手術自体の時間が短時間(15分程度)で済む

・レーシックは、術中・術後の痛みがほとんどないこと

・レーシック手術後、視力回復が早く、短期間で視力が安定する

・早ければレーシック手術翌日から通常に生活してよいこと

・軽度近視から強度近視(ケースに応じて)まで幅広く適応する

・レーシックによって、裸眼で支障なく生活でき、メガネ・コンタクトのわずらわしさから開放されると、たくさんありますね。

反対に、《レーシックのデメリット》は、角膜をレーザーで削ってしまうので、レーシックを受けた後は、元の状態に戻すことはできません。

レーシックはずっと昔からある治療法でもないので、レーシック後の将来に対する不安や、手術後の合併症が起こる危険性への不安も全くないとは、否定できませんね。

でも、レーシックを受けるスポーツ選手や芸能人などが多く見られるようになってきたり、レーシックの治療費も自費とはいえ手頃な価格になってきたことで、一般にも徐々に浸透し、レーシックを受ける人は年々増えてきています。

●代表的なレーシックの種類 2.イントラレーシック

イントラレーシック(Intra LASIK)とは、レーシックの先進国であるアメリカでは、主流になってきているレーシックの一つで、いままでのレーシックより、危険性が少なく安全性や確実性が高い、最新かつ最先端の視力矯正手術です。

イントラレーシックは、フラップの作成方法が今までのレーシックと違っています。

今までのレーシックで使っているマイクロケラトーム(電動メス)より、はるかに滑らか且つ正確な厚さで削る事が、
イントラレーシックではできるようになりました。

マイクロケラトーム使用のフラップは160μmでしたが、イントラレーシックは100μmまで薄くできるので、矯正できる度数が大きくなりました。

イントラレーシックのフラップのエッジは、直角でマンホールのような形なのでズレやシワが起こりにくく、
今までのレーシックよりも より安定したフラップになります。

《イントラレーシックのメリット》

・イントラレーシックは、よりクリアな視界になる

・イントラレーシックは、精密で滑らかなフラップで安定してる

・イントラレーシックは、今までのレーシックより薄くまで削れるので、角膜が薄い人や強度近親に対応可能

・イントラレーザーをコンピューター制御で動かすので、ドクターの技術による危険性なく、安全に高精度なフラップを
作成することが、イントラレーシックでは可能

《イントラレーシックのデメリット》は、使用するイントラレーザーが高価なため、治療費が割高な事くらいでしょうか。

日本でも、だんだんと導入されてきて、イントラレーシックの手術例もかなり増えてきています。

レーシックとイントラレーシックを比較すると、

★術後の裸眼視力回復率

    …イントラレーシックの方が、かなりの例で回復率が高い。

★ドライアイの発生率

    …角膜への負担が大幅に軽減されるので、イントラレーシックの方が発生率は抑えられ、危険性が低下した。

★ハロの発生率

    …高精度のイントラレーザーを使用することにより、合併症の一つであるハロの発生は、イントラレーシックの方が
大幅に抑えられ危険性が低下した。

以上のことから、レーシックよりもイントラレーシックの方が、いろんな危険性がもっと低下し優れていると言えるようですね。

【ちょっと余談・・・】

過酷な条件下で、一般人を超越するくらいの優れた視力を要求されるパイロットに、画期的な朗報が届きました!

アメリカ海軍パイロットに、イントラレーシックが認められたのです。

2006年12月、アメリカの国防相は、陸・海・空・海兵隊など全ての軍人に対して、希望する全てにレーシックではなく
イントラレーシックを受けさせると発表しました。

これは、2005年1月に、米国海軍医療センターが「イントラレーシックの治療を受けた兵士は、従来のレーシックより光に対して高感受性を示し、視力回復時間も大幅に短縮、全期間でのコントラストや視力もレーシックよりイントラレーシックの方が優れていた」と発表したのを受けてのことです。

また、今までアメリカ軍のパイロットには、レーシックを含む全ての屈折矯正治療が禁じられていたのが、
2007年5月、米海軍のパイロットにイントラレーシックが初めて認められました。

日本でも、2007年臨床治験が開始され、近い将来、ほとんど全てのケースで、レーシックではなくイントラレーシックが
使われるようになるでしょう。

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