コワい乳がん、自己検診があなたを救う! | わかってる?女性のがんに伴う意外な費用 | 女性がん保険・健康保険 どこまで賄える?

【増え続ける女性のがん】

女性特有のがんが、増加の一途をたどっています。女性のがんには、乳がん・卵巣がん・子宮頚がん・子宮体がんがあります。それら、女性のがんに対する備えは、女性向けがん保険で手当てするのが、最適です。女性向けがん保険なら、女性のがんに対して手厚く保障を得られます。もし、乳がん・卵巣がん・子宮頚がん・子宮体がん等、女性特有のがんになった時には、他のがんや病気よりも保障が厚くなっているものが多いからです。女性向けがん保険に入っておけば、万一、女性がんにかかっても、経済的な心配なしに治療に専念できますので、安心ですね。

女性の社会進出が盛んになり、ライフスタイルも多様化するとともに、 女性がかかる病気の傾向も変わってきつつあります。特に、食生活の乱れやストレスが大きな素因になると言われている、がんの罹患者が急増しています。

こうした現実を受けて、女性向けがん保険の種類も実に多彩になってきました。 近頃は、「万一に備えて・・・」という本来の目的から保険に加入するのではなく、 「仕事に集中したいから」というような、自分の生き方を選ぶための投資という目的を持って加入する女性も増えているようです。

では、女性のがんについて見ていきましょう。

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【女性特有のがんの種類】

1)乳がん

女性が生涯に産む子供の数の減少や早くに断乳する事などにより、 一女性の生涯に、卵巣が活動して卵巣ホルモンを分泌する期間がかなり長くなってきています。 一方、食事スタイルの欧米化などによる発がん因子の増加もあって、 乳がんの発生がかなり増えてきています。

乳がんの検診方法は、一般的には触診のみですが、これだけでは、大豆くらいの大きさにならないと発見が難しく、 専門医の触診でも、小豆大が発見の限度だといわれるようです。 乳がん検診では、乳腺エコ−やマンモグラフィーと呼ばれるX線撮影、腫瘍マ−カ−を調べる血液検査、 直接皮膚の上から注射針を刺して、細胞を採取する穿刺細胞診等があり、 必要に応じて検査項目が選ばれます。

マンモグラフィーは、きちんと大胸筋などを全範囲を入れて撮影する事が大切で、 そのために、かなり強く乳房を引っ張って、透明の板で厚さ1cm位まで圧迫して撮影します。 これは、人により感じ方に差がありますが、若い人・乳腺が張っている人などはかなり痛いそうです。 でも、きちんと撮れれば威力はかなりのもので、触診では判らない直径1mm未満の、小さな非触知病巣も映し出すことができます。 マンモグラフィで見つかる非触知ガンは、ほぼ100%治療できるといわれているので、多少の痛みはがまんして きちんと写してもらう事が大切です。

どの検査でも5mm以下の大きさで発見するのは非常に難しく、検査にも限界があります。 乳がんは、がんの中でも唯一、自分自身で発見できるがんといわれていて、しこりの直径が2cm以下でリンパ節への転移がなかったら 90%以上は治る見込みがあるのです。

毎月毎月、月経が終わった後すぐ、自分で日を決めて定期的に注意深く乳房を自己検診すれば、 かなり初期の、小さいしこりのうちに見つけることもできるそうです。 この、自己検診が実は一番見つけやすく、早期に発見する事で完治にいたるケースも多いのです。 年に1回だけの検査で、異常なしと言われても、安心して自己検査をしないでいると進行している場合もあるそうなので、 やはり、全女性にこの自己検診を必ずしてほしいと思います。

2)卵巣がん

卵巣がんも、増加傾向にあって、死亡率が非常に高いので注意すべきがんです。 少し前、宇多田ヒカルさんが19歳で卵巣腫瘍の手術を受けたことが話題となりましたね。

卵巣は、思春期を過ぎると女性ホルモンを分泌し、周期的に卵子を育て排卵するというリズムを繰り返しています。 その働きは、とてもデリケートなんですが、実は卵巣って女性の身体の中で、 最も腫瘍が出来やすいといわれていて、人体の中で最もいろんな種類の腫瘍ができやすいんですって。 しかも子供からお年寄りまで年齢にかかわらず発生するのが特徴だそうです。

それに、特殊ケースを除いて、かなり進行するまで自覚症状が現れにくく、 このため発見できても手遅れということが多い、厄介な病気です。 腫瘍が小さいうちは、良性・悪性ともに自覚症状がない場合が多く、 成長してかなり大きくなると、症状が出てきます。 周囲の臓器を圧迫するため、頻尿や便秘・下腹部痛や腰痛がでてきたり、 悪性腫瘍では腹水がたまるため、おなか周りが大きくなったり、下腹部やわき腹にしこりが触れたりしたら、 早急に受診してくださいね。

また、腫瘍の大きさに関係なく、茎捻転といって、卵巣腫瘍を支える靭帯と卵管の部分で捻じれが起こると、 激しい痛みや吐き気が出て、緊急手術が必要となる事もあります。

とにかく、症状が出てからでは遅いので、定期的な検診が必要です。 通常の内診だけでは、腫瘍がある程度以上に大きくならないと発見できないことが多いので、 早期に見つけるためには経膣超音波検査が必須です。 この検査は、プロープという先の丸い棒を膣の中に入れ、超音波によって至近距離から骨盤内を観察しますが、 この検査による画像は、精密で細かい部分も詳細に判るようです。 患者の痛みもなく、卵巣の状態もかなり正確に判るようになりました。

他に、CTやMRI検査では腫瘍の種類や、周囲臓器とどのような位置関係にあるか等を確かめます。 また、腫瘍の種類によっては血液検査で腫瘍マーカーを測定することも役立つようです。 ただし、子宮などとは違って、直接組織を採取して検査することは難しいので、 最終的診断は、手術で摘出した腫瘍の組織検査で決まります。

3)子宮頚がん

一般的に、婦人科検診というと、子宮の入口部分(子宮頚部)にできる子宮頚がんの検診を意味します。

子宮頚ガンは、子宮頚部表面の粘膜組織に発生するガンで、 これまでの日本人女性に多く発生し、また、その死亡率も高かったのです。 この子宮頸がんは、最近では若い女性にも多く発生し、セックスと関係が深く、 年齢を問わず性体験のある全女性に起こり得るがんです。 進行すると接触出血などの症状がでますが、進行してしまうと治癒率が低下しますので、 自覚症状のない初期段階での発見が大切です。

でも、子宮頸がん検診の制度が確立され、一般に普及して、容易に早期発見もできるようになってきています。 今では初期に発見できれば治る病気になっていて、子宮頚がんの死亡患者は、かなり減少しています。 早期発見のためには年一度の定期検診を必ず受けるようにしましょうね。

子宮頚がんの原因の主なものは、腫瘍性変化を引き起こすヒトパピロ−マウイルス(HPV)の感染によるものだそうです。 最近では、性感染症が増えてきているので、一層の子宮頚がんの増加が心配されているようです。

検査方法は、細胞診・組織診・コルポスコープといわれる経膣超音波検査があります。

細胞診は、がんの発生しやすい子宮膣部や頚部から、大きめの綿棒で細胞を採取し染色して顕微鏡で調べます。 検査は簡単で、痛みも出血もありません。結果は、細胞の変化度でT〜Xのクラスに分類され、 クラスV以上だと更にくわしい組織診が必要になります。 組織診は、組織を切除鉗子で米粒大採取して調べます。痛みはほとんど無く、出血も1〜2日で止まります。

コルポスコープは、子宮頚部の病変部位を拡大してみることで、肉眼で見るより正確な組織検査・診断ができるそうです。 ごく初期の子宮頚がん(がんが粘膜内にとどまっている状態)で、妊娠出産を希望する人の場合、円錐切除という病巣部分だけをくり抜く方法がとられます。 それ以上進行していると、子宮だけでなく卵巣を含めた周囲組織・リンパ節を取り去るリンパ節郭清を含む広汎子宮全摘手術が必要となるケースが多くなります。 更に進行して肝臓、肺などにまで転移していた場合は、放射線・抗がん剤を使って治療を試みられます。

但し、子宮頚がんには放射線がよく効く場合が多いので、高齢や合併症で手術が困難な人は、がん自体それ程進行していなくても、 手術をせずに放射線による治療をする場合もあるそうです。

4)子宮体がん

子宮がんとは子宮全体のがんを指しますが、子宮の奥の部分(子宮腔)にできるがんを子宮体がんといいます。 別名「子宮内膜がん」と呼ばれるように、子宮の内側をおおう子宮内膜から発生するがんです。 子宮内膜は、月経によって毎月はがれ落ちるので、正常な生理を繰り返していれば、たとえ内膜細胞に小さな前がん状態のものが発生しても、 がんに進むことはまずないそうです。子宮体がんが若い女性に少なく、閉経以降に多いのはこういう理由なんですね。

20年位前は、子宮頸がんと子宮体がんの割合は4:1くらいでしたが、 近頃は子宮体がんが増えて、2:1くらいの割合になってきました。 乳がん同様、食生活等の生活環境が発がんの素因となるためか、子宮体がんも増加傾向にあります。 その多くは、女性ホルモンと密接な関連があり、過剰分泌された卵胞ホルモンが子宮内膜に影響し、 内膜が異常増殖してがん化するのではないかと考えられているそうです。

月経周期が整っている女性の発生は少ないが、太りぎみだったり、無月経や排卵障害・月経不順だったり、 妊娠や出産の経験がない女性、閉経後の女性、 欧米型食生活をしていたり糖尿病や高血圧にかかっている女性は、子宮体がんが発生しやすいので要注意です。

子宮体がんが進むと、不正出血と下腹部痛といった自覚症状がでます。特に不正出血は重大なサインで、かかった人の9割に不正出血が見られます。 理由なくダラダラと月経が続いたり、閉経したのに突然出血したときなどは、すぐ受診するようにしてください。 不正出血を、月経不順のため間隔があいて出血したと考え、放置してしまうと進行してしまいますので要注意ですね。

子宮体がんの検診は、チューブを子宮に挿入し内膜細胞を吸引する方法と、専用器具で細胞をこすりとる方法があります。 子宮の奥から細胞を採取して生検するので、子宮頸がん検査に比べると、少し痛みを伴い検査がしにくいようです。 普通、経膣超音波で子宮内膜の状態をみて、子宮体がんの疑いがある場合は、麻酔をしてに子宮腔を掻把して組織を精密検査をします。

子宮体がんには、放射線はあまり効果がないので、手術が主体になります。粘膜内にとどまっている初期の場合は、筋腫などと同様、 子宮を摘出するだけですみますが、それ以上進行していた時には、子宮頸がんの項で出ていた広汎子宮全摘手術が必要になります。

どのがんも、女性にとってコワいガンですね。 自己検診で予防できたり、定期健診で早期発見できれば、治る確率も上がるので 是非、注意深く身体の様子を観察するクセをつけ、定期健診を受けるようにしたいものです。 あなたの周りにも、億劫だったり、「私は大丈夫」と安心している人がいれば 誘い合って、検診を受けに行きましょう!

【女性対象のがん保険】

保障の対象をがんに絞ったがん保険にも、ぜひ入っておきたいものです。 女性対象のがん保険だと、女性特有のがんである乳がん・子宮がんの保障が厚くなります。 がん保険には大きく分けて、一定期間を保障する「定期がん保険」タイプと、 一生涯保障する「終身がん保険」タイプがあります。

終身タイプは契約当初の保険料がそのままですが、定期タイプは満期時の 健康状態にかかわらず、所定の年齢に達するまでは更新することができます。 保険料の支払い総額は、終身タイプの方がたいてい安いようなので、嬉しいですね。

また、がん保険は日進月歩で充実してきているので、より良いがん保険が出たら、 それに乗り換えることができるよう、定期タイプを選ぶ人もいます。 どちらのタイプを選ぶかは個人の自由ですが、各社が内容も様々ながん保険を扱っていますので、 自分にとって本当に必要な保障はどれか、がん保険はどれなのか、 まずは資料を取り寄せて比較検討してみてください。 長期間支払う、大きな買い物です。 後悔のないよう、必要なら保険のアドバイザーに相談して自分にあった保険を選んでください。

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