●マクロビオティックな食材を使ったレシピとは?
マクロビオティックな食材は、日本人が昔から食べていた食材のようです。マクロビオティックな食材の代表格の玄米。昔の人は当然のように、玄米を炊いて食べていたのです。玄米のほか、アワ・ヒエなどの五穀も食べていましたね。
マクロビオティックな食材と重なる食材は多く、海藻・豆類・旬の野菜などもそうですね。輸送手段の発達していなかった昔は、マクロビオティックで推奨されている食材=住んでいる土地の旬の食材を食べていたのです。
また、調味料などもマクロビオティック食材で、昔ながらの製法で作った塩や味噌・醤油などを使っていたでしょう。皮も根も丸ごと食べる、これがまさしく、マクロビオティックな食事なんです。
マクロビオティックな食事とは、日本古来の玄米と有機野菜中心の食事というわけです。判ってみれば、マクロビオティックな食事って、簡単に思えて来ませんか?
ただ、マクロビオティックのレシピは、主食の玄米など穀類が半分を占めるので、食材としての玄米の栄養素や、玄米の料理法などを知って置いてくださいね。玄米は炊き方にちょっとしたコツがいるようです。
●マクロビオティック食材:玄米の栄養素とおいしい炊き方レシピ
マクロビオティックレシピでは、食事量の約半分を、玄米やアワ・ヒエなどの雑穀でまかないます。マクロビオティックの基本は、1日3食玄米食が望ましいのですが、難しいでしょうか。
玄米は、白米の4倍も栄養価が高く、ビタミンEはじめ、ビタミン・ミネラルをギュッと詰めた優れもののマクロビオティック食材なんです。食物繊維も、もちろんたっぷりですね。
お米って、玄米を精米したのが白米。玄米と白米の間に、1分づき米・3分づき米・5分づき米などがあります。できれば、玄米で保存し、食べる分だけをその都度精米するのが最高においしいです。
玄米を精米してしまうと、時間と共に酸化して味も香りも台無しになってしまうそうです。その寿命は1週間。月1回白米を買っているのでは、米本来のおいしさは味わえてないですね。
マクロビオティック食材としてイチオシの玄米は、精米した白米よりも栄養価がはるかに高いのです。1日に1食だけ玄米食に変えるだけでも、マクロビオティックな効果は生まれます。ゆっくり食べられる夕飯だけでも、玄米食に変えてみてください。
・マクロビオティック食材:玄米のおいしい炊き方
マクロビオティック食材の代表選手、玄米は炊き方が難しいとか固いってよく言われますが、炊き方でとても美味しくなります。初めてマクロビオティック食材を使ったレシピを実行しようって方は、玄米を水分多めにして柔らかく炊くことをお勧めします。
《マクロビオティック玄米のおいしい炊き方
1.先にざるに玄米を入れ、冷たい水を入れたボウルにざるごと浸け、両手を使ってこすり合わせる。これを、ボウルの水を替えながら3.4回繰りかえす。
2.ざるをボールから出し、しっかりと水気を切る。
3.玄米3カップに、水4カップと自然塩小さじ1弱を加え、優しく混ぜて、一晩寝かせる。(夜、玄米食を食べるなら、朝の内にここまでやっておく事)
4.圧力鍋で炊き、カタカタしだしたら1.2分後、火を弱くして30分くらいそのまま炊く。火を止めて、20分蒸らす。
これが、マクロビオティック食材の中心、玄米のおいしい炊き方です。近頃は、IH炊飯ジャーで、玄米もふっくらと美味しく炊けるそうですので、朝玄米を洗って、水加減してセットしておけば、夕方おいしい玄米ご飯で、マクロビオティックレシピメニューが楽しめますね。マクロビオティック食材の基本である玄米の炊き方、マスターしてくださいね。
●マクロビオティックな食事の効果
・マクロビオティックの食事効果|便秘解消に効果!
マクロビオティックの代表食材である玄米には、食物繊維がたくさん含まれ、水分を含んでカサが大きくなり、便を押し出して便秘の解消に効くのです。
・マクロビオティックの食事効果|デトックスに効果!
マクロビオティックの代表食材、玄米は食物繊維がたっぷりと含まれています。食物繊維が宿便といわれる、腸壁にこびりついた便のカスを包み込んで、一緒に排泄されます。つまり、これがデトックスというわけですね。
・マクロビオティックの食事効果|ダイエットに効果!
マクロビオティックな食材を使ったレシピで食事を続けると、必要な栄養素はしっかり摂れるのに、カロリーや脂肪分は摂りませんので、自然と健康的なダイエットになります。
・マクロビオティックの食事効果|体質改善に効果!
マクロビオティック食材を使った、ロハスなレシピは、栄養バランスの取れた食生活に結びつきますので、アトピーなどの体質改善に役立つのです。実際、我が子は生まれてすぐアトピーと判り、食事制限に入りました。その時勧められたのが、玄米食・有機野菜のレシピ=マクロビオティックでした。卵や乳製品を除去したマクロビオティックレシピは、当時外食ではほぼなく、どこに行くのもお弁当でした。
・マクロビオティックの食事効果|消化吸収に効果!
その玄米という食材は、白米に比べて、食物繊維が豊富なせいで固いようです。固いがゆえに、マクロビオティックで推奨している「1口30回噛む」事ができやすいです。よく噛んで、唾液と混ざる事で、消化吸収がよくなり、胃を疲れさせないのです。
・マクロビオティックの食事効果|美容に効果!
マクロビオティック食材の玄米は、ビタミンE をたっぷり含んでいます。血行を良くして、お肌のハリとつやを与えてくれます。便秘がよくなり、デトックスし、消化吸収も良くなれば、お肌は自然ときれいになりますよね。
《関連ページ》