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■ハードディスクって、実は「消耗品」なんです。

回転する部分のあるハードディスクは、パソコンのパーツのCPUやメモリと比較して、最も壊れやすくできています。

パソコンの弱みは、そのハードディスクにOSやデータを保存していることなんですね。

近頃、多くの人が知りたい事項は、ハードディスクのデータ修復、データ復旧、 データ復元、データ修復に関する事です。

仕事で使っているパソコンのハードディスクが壊れた(クラッシュした)ようで、 異音がして読み取りができなくなってしまったが、 中に重要なデータがあるため、それだけでも何とかして救い出せないか、 というような事で、お困りの方が増えているようです。

残念なことに、ハードディスクの修理はほぼ不可能です。

ホコリが溜まった事でも、故障の原因となりうるような「精密機器」なので、 AV機器などの家電製品みたいに修理はできないのです。

もちろん、パソコンを買ったときには保証が付いているのですが、それは修理するのではなくて、交換してくれるようですね。

データ修復ソフトも、いくつかありますね。

でもこれは、ハードディスクにアクセスできる時には使えますが、 それもできないとなると、ホントにどうしようもありません。

こうした場合は、ハードディスクの交換か、リカバリーしかなく、データ修復ソフトでのデータ修復できません。

■データ消失の主な原因と症状について

・システム障害(OS障害)

OSが起動しなくなる障害です。

原因はいろいろありますが、ウィルス等によって起動するのに必要なシステムファイルが破壊されてしまったり、ドライバ等インストールが正しくできていないケースが多いようです。

このような障害は、データ自体には障害がないことが多く、比較的高確率でデータを修復することができうる症状です。

・論理障害

上記のシステム障害によって、データが見えなくなってしまう障害です。

この障害からのデータ修復はケースバイケースであり、一番難しいケースの障害です。

データというものは、一つのファイルを1カ所に集めて保存しているのではなく、細切れに分割して保存されていて、それをファイルシステムにより一つのファイルとして形作っていますので、ファイル自体を回収できたとしても、アプリケーションから開けないとか、内容が違うというように、正しいデータとして修復されないことがあります。

・物理障害

ハードディスクが、機械として壊れてしまった障害です。

ハードディスクから「カチンカチン」「ガラガラ」などのような音が聞こえるケース、

またはハードディスクを回転させるモーターが廻らない(スピンしない)という症状です。

こんなケースの場合、ホコリの入らないクリーンルームの中、高度な技術でハードディスクドライブを分解して修理するというような外科的な方法でデータを修復できる場合があります。

・人的ミス

使用者のミスで「誤ってデータを削除してしまった」「データを上書きしてしまった」というようなものです。これは、システム障害もしくは論理障害の処置でデータが修復できることもあります。

データの修復にかかる期間は、目安として

1. システム障害  2日〜3日

2. 論理障害    2日〜10日

3. 物理障害    3日〜10日    くらい掛かります。

■データ修復の確率と可能性について

それぞれの症状により、修復できる可能性はケースバイケースですが、だいたい約50〜80%が修復に成功しています。

《こんな場合は修復できません》

★上書き

名前を変えないで、上書き保存してしまったもの。

(例・ Excel のデータの数値を買い換えて、誤って上書きしてしまった)

★データ消去ツール・ローレベルフォーマット

市販のデータ消去ツールなどで完全に消去してしまったもの。

 または、ディスクフォーマッタなどでローレベルフォーマットを実行したもの。

★暗号化されたファイル・保護されたデータベースファイル

暗号化処理したファイルやデータは、暗号化されたままの状態で修復されます。

修復に成功しても、そのままでは利用することができません。

パソコンの説明書などに「常にバックアップを取りましょう」と注意書きがありますが、 それだけハードディスクの故障でデータを失うことが多いということです。

きちんと定期的にバックアップを取っていれば、ハードディスクがクラッシュしてもあわてる事もなく、対処できます。普段からの心がけ1つですね。

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