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【50代のボランティア 治験ボランティア】

50代で治験ボランティアをされている人は、たくさんいます。

50代目前の私は病院勤務しているので、日々ボランティアさんの活動を目にします。案外、50代から始めたって方が多くおられます。うちの病院でもボランティアリーダーさんは50代くらいですし、メンバーも50代・60代のボランティアさんが多いようです。

ボランティアさんの話では、50代になるまでは子供の世話などで時間がなかったのが、50代になって子供も手がかからなくなってくると、ボランティアを始めようかと考えたそうです。病院では、案内ボランティアや機械の操作のお手伝いボランティアほか、いろいろとボランティアがあるのですが、中に治験ボランティアというのもあるそうです。この治験ボランティアは、50代に限らず、症状に応じて患者さんとして来られてる方にお願いするみたいです。治験ボランティアというと、何か実験台にされるのではと不安を持つ方も多いと思いますが、治験対象の薬の適応する患者さんに、充分納得してもらえるまでご説明して、いつもの薬に変わって、同じ効果を持つ新しい薬を使ってもらい、その効果を詳しく調べるのが治験ボランティアのようです。50代になると、血圧が上がったり、コレステロール値が高くなったり、いろんな症状が出始めますね。治験ボランティアは、降圧薬の治験・胃炎の薬の治験・貼り薬の治験・コレステロール値を下げる薬の治験など、様々なボランティアがあります。これらの症状が出始めるのが50代が多いという事から、50代の治験参加者が多いです。

【50代で治験ボランティアをしている人の声を集めました。】

実際に、50代で治験ボランティアとして参加した人は、どのような感想を持っているのか?ある治験ボランティア登録サイトから、50代の治験ボランティア体験談を拾ってみました。

■ 50代のIさんの治験ボランティア体験談  ***健康管理の意識アップに効果アリ***

50代の私は血圧が高く、降圧薬の治験ボランティアに参加。参加前は不安を感じたが、実際に治験ボランティア体験してよかったと思う。50代の今まで、日頃きちんとした健康管理ができていなかったので、健康状況を知り50代からの健康管理の方法も教えてもらったので、治験ボランティア体験は有意義な体験だった。50代になり自分の健康に不安を感じる人には、健康に対する関心が高まるので治験ボランティア体験はお勧め。治験ボランティアを不安に思われている方も、納得してから参加を決めてもいいので、まずは治験ボランティアの説明だけでも聞いてみると良いと思います。

■ 50代のUさんの治験ボランティア体験談  ***多くの人に治験を知ってもらいたい ***

50代の今まで、治験ボランティアという言葉も知らなかったので、最初、治験ボランティアの事を聞くため、電話を掛けるのも50代の私にとってすごく勇気が必要だった。治験ボランティアに不安を感じながら病院の説明を聞きに行ったが、治験ボランティア担当の医師から詳しく説明を受け、治験ボランティアの内容を理解してから参加したので、50代でも安心して治験ボランティア体験できた。実際に治験ボランティア体験してみると、より多くの人が治験ボランティアを正しく認知してもらい、たくさんの方に治験ボランティアが認知される必要性を感じた。自分の子供たちにも治験ボランティアを伝えていこうと思う。

【50代になって治験ボランティアをするために知っておきたい事---治験はなぜ行われるのか? 】

ボランティアの協力を受けて行う治験は、どうして行われるのか?治験に至るまでの経過をたどってみましょう。

病院で処方される薬は、安全を確認するのに十数年もの年月が費やされるのです。まずは、薬になる物質の発見に始まりますが、この段階で平均2〜3年もかかります。

その後、それを動物や培養細胞などで試して、薬としての有効性と安全性を確認します。身体の中のどこで吸収され分布し、どのように代謝され排泄されるのかを調べ、様々なテストが行われます。これを非臨床試験といい、平均3〜5年かかります。

次に、治験になります。実際に、人間に使ってみて安全を確認し、有効性も充分あるかどうかを調べる最終の段階です。治験に至るまでに、動物実験を始め様々な非臨床試験で安全性は確認されている薬ですが、本当に多くの人に使えるのかどうかを、試すのが治験で、治験には3段階あります。

第一段階は、少数の健康体の人(成人で治験ボランティア希望の人)に、ごく少量の試験薬を投与して体調など効果を検証し、量を少しずつ増やして行き副作用などの状態を確認します。

第二段階は、症状を持つ患者少数の人に、どれくらい投与すればいいか、どういう風に効果があるか、副作用はどの程度かを調べます。

最後に、たくさんの患者に薬を使ってもらい、薬の有効性と安全性に関して情報を集め、市販されていて多くの人に使われている薬と対象比較をします。

こうして、治験は行われ、新しい薬の有効性や安全性を試していくのです。

最近では、この治験に参加するボランティアの登録をする機関ができ、広く治験ボランティアを公募して、治験者の登録を進めています。いろんな症状に対する治験があるので、多くの人が登録してくれると、該当者を探すのが容易になりますので、治験もスムーズに進むでしょう。もちろん、このような機関に登録しても、治験ボランティア希望者の人権や個人情報は充分守られますし、安全性にも細心の注意を払っていますので、安心です。

日本での治験も、徐々に欧米各国と比較しても遜色ないようになってきており、日本での臨床試験の結果は、欧米と肩を並べて、同レベルと認められています。でも、治験の進行状況は、国際的には遅いといわれています。どうしてか?

その最大の理由は、治験に対する意識が低く、なんとなく怖いというイメージがあるため、治験ボランティアの登録者がなかなか増えないことです。そのため、実施できる治験数が伸びないのです。日本の治験が世界に追いつくためには、治験をよく知ってもらうよう広報する事、治験に対する意識を高め、ボランティア登録者を増やす事が必要です。

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